翼状⽚

翼状片とは

翼状片とは、結膜(白目の部分)が角膜に侵入してくる病気です。
自覚症状としては充血や異物感などがあります。鏡で自分の目をみれば一目瞭然なので、「白目の一部が黒目に伸びてきた」というような症状で受診される人がほとんどです。
両目に生じる場合もあります。高齢者に多く、病気の発生には紫外線が関係しているといわれています。

翼状片切除術

翼状片の手術は、単純切除(そのまま翼状片を切り取る)だけだと再発することがあります。
そこで当院では、正常結膜の皮弁(白目を一部切り取ったもの)を作成し、翼状片の患部に張り付けることで、再発を抑えるよう努力しております。(具体的には、角膜の下側の結膜をはがして、翼状片を切除した部分に貼り付けます。

手術時間は30分程度。翼状片の部分だけの局所麻酔で、ほぼ術中の痛みはないと思います。
術翌日と1週間後に診察を受けてもらい、2週間目で抜糸が必要です。