眼瞼下垂とは
まぶたが下がってきて、目を開けられない状態のことを眼瞼下垂といい、先天性と後天性があります。
筋肉や神経の働きが悪い場合、皮膚のたるみ、まぶたの形の問題など、様々な原因により起こります。
加齢に伴うもの、コンタクトレンズの長期使用によるもの、そのほか重症筋無力症や動眼神経麻痺などの基礎疾患によるものなどが考えられます。まずは気軽にご相談ください。
眼瞼下垂の治療
それぞれの原因に応じた治療が必要です。ほとんどの場合、局所麻酔での治療が可能です。この治療は、健康保険が適応されます。リスクとしては術後の腫れ、内出血、感染、左右差、瘢痕、一時的に目が開きすぎることなどです。
角膜を保護する涙のメカニズムは大変デリケートなシステムです。丁寧に手術をしても、あげすぎることがなくても、術後にドライアイが出ることがあります。ですから、生活する上で支障がなければ、眼瞼下垂の手術を急がれることはないと思います。ただし瞳孔を隠してしまっていたり、顎をあげて生活して慢性的な肩こりがある方や、額に力を入れた状態(前頭筋収縮)で生活されている方は手術の適応かと思われます。
その他のまぶたの治療
当院では他にも麦粒腫、霰粒腫(ものもらい)切開なども行います。